

世界の健康を、
日本から
世界では高齢化の進行や経済状況、暮らしの変化に伴い、生活習慣病などの病気が増えてきており、その流れに合わせて医療体制は拡充しつつあります。そこで各国や医療メーカーなどがさらに協力すれば、地域のニーズや実情に合ったよりよい医療を提供できるはず。そう信じて、私たちJMSは日本の医療機器・システムを海外に届けながら、より健康で豊かな社会づくりに寄与しています。

JMSの技術を活かして、
より質の高い医療を実現
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近年、アジアを中心とする新興国で、経済成長と生活環境の改善、それに伴う高齢化が急速に進んでいます。またライフスタイルの変化に伴い生活習慣病患者が増えるなど、さまざまな社会背景から、医療へのニーズはますます高まっています。
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透析療法を例にあげてみましょう。透析は長期間、継続的に行う治療。より質の高い=治療予後が良い透析を行うためには、清浄化された透析液の供給技術が重要です。この分野において、日本の治療成績は世界トップレベル。JMSが積み上げてきた管理システムのノウハウも活かされており、日本の倍以上にあたる約70万人が透析療法を受けている中国など、世界各国から注目を集めています。
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また医療技術を輸出するだけでなく、それを各地に適したかたちで根付かせ、浸透させることも不可欠。機器・システムの生産・供給体制や、医療スタッフの教育などを通じて、医療水準をさらに高め、継続的に医療提供を行える仕組みをつくっていくことが重要です。

JMSの発想
日本で主流の透析療法を
中国に展開。
現場教育からアフターケアまで
高品質な医療の定着に貢献。
日本で主流の「セントラル方式」の血液透析システム(CDDS)を中国に持ち込んだのは、JMSが初めて。自社の経験や技術を生かして、より純度の高い透析用水処理装置や、自動運転技術を備えた機器を提供しています。さらに、治療体制の整備を進めるため、大連JMS施設内に研修センターを設立し、医療スタッフのみならず、販売代理店技術者の教育も行いながら、製品供給から治療、アフターケアまで一連の環境の充実を図っています。
Product
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血液透析装置
患者さんの血液を体外へ採り出し、ダイアライザー(人工腎臓)にて浄化・ろ過した後に体内へ戻す「血液透析」の過程を安全に管理する装置です。患者さんごとに異なる患者情報、および運転状況を一目で確認できます。
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大連CDDSテクニカルセンター
2017年2月、中国でCDDSを本格的に普及するため開設。透析液供給システムや血液透析装置の実機を用いて、病院と同じ環境で透析操作をシミュレーションでき、医療関係者やメンテナンススタッフなどの実務研修に活用しています。