

再生医療の
実現へ
iPS細胞の発見などにより、一気に実用化が進むと注目されている再生医療。従来にない治療法や創薬への期待が集まる一方、細胞を培養して移植するなど、デリケートな工程も多いため、その安全性を担保するためにさらなる技術的進化も求められています。JMSは、高い安全性が必要な血液バッグなどの開発・製造の実績と技術力を活かし、実用化時代に先駆けて、再生医療を支える機器を提供していきます。

血液や細胞の生存環境を保つ
独自ノウハウで、
医療の技術革新に挑む。
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世界の医療技術は日進月歩の勢いで進化してきましたが、なお治療が難しい病気やケガが多くあります。その現状を打破する技術として期待されているのが再生医療です。2020年に950億円の国内市場は、2050年には2.5兆円まで伸び、世界市場にいたっては38兆円に及ぶと予測されています。
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再生医療の確立には、培養や移植以外にも搬送や保存など、細胞加工を取り巻くさまざまな技術の発展が不可欠です。現在、その実現に向けて、医療業界だけでなく多業種からの技術参入が相次いでおり、各々の得意領域をいかに実用化に応用できるかが問われています。
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中でも不可欠なのが、細胞が長時間接する容器。再生医療で活躍するのは“生きている”細胞です。細胞を採取してから移植するまでの全工程において、使用される容器には高い安全性が求められます。もちろん無菌状態を維持することも重要で、再生医療の実現には、清潔さと安全性の両面で非常に高い品質が要求されています。

JMSの発想
産官学の連携により、
常に最新のデータを
キャッチアップ。
再生医療のあらゆる工程に
関わる製品開発を。
JMSは、高い安全性が求められる再生医療領域においても自社の医療機器開発の強みを活かし、医師との共同開発や、大学や研究機関、スタートアップ企業などとの協働を続けています。現場に赴いては都度ニーズを的確に汲み取り、製品開発のヒントに。独自の素材技術を強みに、再生医療の実現化に関わっています。
Product
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血液成分分離バッグ
採取した血液から、血小板等を含む血漿(けっしょう)や、血清を調製するデバイスです。閉鎖的な環境を維持したまま調製・分離・保存を行えるため、細菌汚染などのリスクを低減できます。
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凍結保存容器
柔軟性があり凍結に耐えられる素材が使用され、細胞をマイナス196℃で凍結保存できます。チューブを熱溶着することで、容器を密封し、細胞を保存する工程での高い安全性を確保しています。