経営方針
トップメッセージ

株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当社グループの業績は、日本国内においては、医療用手袋の販売が減少したものの、注力事業として取り組みを進める薬剤調製・投与クローズドシステムや、需要が拡大している摂食嚥下関連用品の販売が継続して伸長しました。海外においては、AVF針(血液透析用針)の販売が堅調に推移した一方で、北米向け成分献血用回路および中国向け血液透析事業に係る販売が減少しました。
以上の結果、売上高は、円高による円貨換算額の減少もあり、前中間連結会計期間に比べ16億14百万円減少の322億16百万円(前中間連結会計期間比4.8%減)となりました。
利益につきましては、海外主力製品の減収に加え、販売費が増加したため、営業損失は19百万円(前中間連結会計期間は営業利益1億55百万円)となりました。また、持分法による投資利益があった一方で、為替差損を計上した結果、経常損失は46百万円(前中間連結会計期間は経常損失1億18百万円)となり、法人税等を加減した結果、親会社株主に帰属する中間純損失は1億90百万円(前中間連結会計期間は親会社株主に帰属する中間純損失2億58百万円)となりました。
配当金につきましては、利益配分に関する基本方針に基づき、1株につき8.5円とさせていただきました。
当社グループは、これからも、人と医療をつなぐ架け橋として、それぞれの国や地域の医療現場における「価値」の創造と提供に取り組み、世界の医療と人々の生活の質の向上に貢献するとともに、健全な事業活動を通じて、企業価値を高めてまいります。
株主の皆様には、今後とも格別のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2025年11月

