JMS人と医療のあいだに

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経営方針

トップメッセージ

代表取締役写真

 株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 当社グループの業績は、国内では、薬剤調製・投与クローズドシステムやニードルレスアクセスポート付輸液セットの販売が堅調に推移した一方で、医療用手袋や栄養セットの販売が減少しました。海外においては、国・地域ごとに状況は異なるものの、成分献血用回路や血液バッグの販売が好調に推移しました。

 この結果、売上高は、円安による円貨換算額の増加も加わり、前連結会計年度に比べ15億51百万円増加の652億92百万円(前連結会計年度比2.4%増)となりました。

 利益につきましては、増収効果はあるものの、原材料費や電力費の高騰のほか、需要拡大に備えた労務費の増加や、研究開発費も増加したことに加え、棚卸資産の評価減及び廃棄損も影響し、営業損失は2億68百万円(前連結会計年度は営業利益7億24百万円)となりました。また、持分法による投資利益や補助金収入の計上などにより、経常利益は1億45百万円(前連結会計年度比75.1%減)となりました。これに法人税等を加減した結果、親会社株主に帰属する当期純損失は36百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純利益2億81百万円)となりました。

 期末配当金につきましては、利益配分に関する基本方針に基づき、1株につき8.5円とさせていただきます。これにより年間配当金は中間配当金(1株につき8.5円)と合わせまして1株につき17円となります。

 当社グループは、このたび、「未来をつくるための変革と挑戦」をテーマとした3ヶ年の中期経営計画2027を策定しました。コスト上昇の影響を吸収するよう価格転嫁やさらなる原価低減を進める等、短期的な収益改善に取り組むとともに、社会の様々な要請に応えて中長期的に企業価値を高め、長期的耐久性を備えた会社へと変革を図ってまいります。

 株主の皆様には、今後とも格別のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。


2024年6月