経営方針
トップメッセージ

株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当社グループの業績は、国内では、急性血液浄化事業に係る販売が増加したほか、薬剤調製・投与クローズドシステムや血液透析装置、人工心肺用回路などの販売が堅調に推移しました。
海外においては、国・地域ごとに状況は異なるものの、新型コロナウイルス感染症の影響からの回復が見られ、AVF針(血液透析用針)や成分献血用回路の販売が増加したほか、血液バッグの販売も好調に推移しました。
この結果、売上高は、円安による円貨換算額の増加も加わり、前連結会計年度に比べ55億71百万円増加の637億40百万円(前連結会計年度比9.6%増)となりました。
利益につきましては、増収効果はあるものの、原材料費や電力費に加え、需要回復に備えた労務費の増加や、販売活動の再開等による販売費の増加により、営業利益は7億24百万円(前連結会計年度比26.1%減)となりました。 また、補助金収入の減少や、持分法による投資損失の計上などにより、経常利益は5億86百万円(前連結会計年度比47.9%減)となりました。
これに投資有価証券売却損や法人税等を加減した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は2億81百万円(前連結会計年度比66.0%減)となりました。
期末配当金につきましては、利益配分に関する基本方針に基づき、1株につき8.5円とさせていただきます。これにより年間配当金は中間配当金(1株につき8.5円)と合わせまして1株につき17円となります。
株主の皆様には、改めまして、これまでのご支援に深く感謝申し上げます。
新しい体制の下、役員と従業員が一丸となり、世界中の患者さんのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上と医療従事者の方々にさらなる安心安全で信頼される製品・サービスをお届けできるよう尽力してまいります。 今後とも格別のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2023年6月
