術後痛の管理目標は3つあります。
1. 安静時の痛みは「ない」もしくは「弱い」状態を維持すること。
これにより患者さんの安静状態が保たれます。
2. 体動時の痛みは「弱い」から「中程度」に維持すること。
これにより患者さんは、「深呼吸や咳が妨げられない」「体位変換や歩行が妨げられない」ことになり、早期離床による回復が促進されます。
3. 痛みを取るために用いる鎮痛剤の副作用を最小限に抑えること。
鎮痛剤を投与すると呼吸抑制、嘔気・嘔吐、血圧低下等が発現することがあるので、副作用を防止することも重要です!